エンディングノートに否定的だった看護師の私が講座を受けて感じたこと

終活って何?

終活という言葉を知っている方はどのくらいいるでしょうか?
終活とは、亡くなるまでのこと亡くなった後のことの準備をすること
人生の終焉を考えることを通じて自分自身を見つめ、今をよりよく自分らしく生きる活動のことをいうそうです

エンディングノートって?

エンディングノートは終活ノートとも呼ばれています
エンディングノートは、法的効力は持たないので遺言とは違います
主に

①医療・介護

②葬儀・お墓

③財産・所有物

④メッセージ(家族や大切な人にむけて)

書いてまとめるノートだそうです
そして何度書き直しても良いのがエンディングノートです

なんで否定的だったの?

私自身、現役で看護師をしています
患者さんが亡くなった後にご家族の方が挨拶に来てくれた時に、エンディングノートに書いてあったことが出来なかった、叶えてあげられなかったということをよく聞きました
例えば、ずっと仲の良い友達に連絡をすることが出来なかった
家族葬で行ったけれど、一般葬が良かった
などです

そして一番身近で支えていた人が、亡くなった後に落ち込んで悩む姿を見るのは看護師の私は辛い部分もありました


なんで受けようと思ったの?

受けないまま、知らないまま否定的な自分でいるのは違うのではないなあと思ったからです
今回櫻木よしこさんが主催するエンディングノート講座を受けました

もう1つの理由は、いつも介護のことを発信している仲の良いお友達が、櫻木さんのエンディングノート講座は分かりやすいしおすすめだよと教えていただいたこともありリクエスト開催をして申込みました

印象に残ったことは?

櫻木さんのお話の中で、エンディングノートは何種類もあるそうです
そして比較的男性は分厚いものを、女性は薄いものを選ぶというのが男女の違いだなあと思いました
私は父親を約2年前に亡くしているので、これ葬儀の時にやったなあとか、銀行での手続き大変だったなあと振り返りながら講座を受けていきました

この冊子ですと23ページのところに、好きな色や好きな本など記入する箇所があります
これは普段看護師として患者さんに接する私が、その人自身の大切にしているものや大切な記念日はあるのかなと思い知ろうとしていることです
少しでも穏やかで安心して過ごして欲しい
病院という非日常の中での生活は窮屈で辛いことも多いので、少しでも和らぐ時間があれば良いなと思っています

実際に使ったエンディングノート

もし看護師の立場として付け足せるなら

もし看護師の立場からみて、エンディングノートに付け足せるのなら
延命治療、延命措置という言葉を聞いた時になんとなく皆さんは人工呼吸器をつけるというのをイメージするかもしれません
人工呼吸器を知らない方のために簡単に説明すると
呼吸を強制的に機械で行う装置のことです
これはつけても、延命できるとは限りませんし、装着したら今度は外すことは出来ません
状態が回復した時は、人工呼吸をとって自発呼吸に切り替えますが基本的にその兆候がなければずっとつけたままです

延命措置というのは、輸血や昇圧剤(血圧をあげる)、家族が到着するまで心臓マッサージをするなどもあります
例えば、人工呼吸器は希望しないけど昇圧剤は使って欲しいなど
そういう希望もあって大丈夫です
もし不明な時は、入院した時に医師や看護師に聞いてください
基本的に医師から説明がありますが、看護師は医師に繋ぐ役割もあります


そしてもし残された方が、全部を叶えてあげられなかった
ここに書いてあることをしてあげられなかった

そう思うこともあるかもしれません
そんな時、どうかご自身のことを責めないでください

自分にとって大切な家族や大切な人がそばにいてくれた
泣きたい気持ちをおさえて、笑いかけてくれていた

それを亡くなった方は知っています
そして看護師である私も知っています

おまけ

櫻木さんは、編集者のお仕事もされています
ブログ添削などのサービスもあるのですが、例えば講座を受けた時にそのことをブログにするとき
どんな風に書いたら良いんだろうと手が止まってそのまま
なんてことはないですか?

そんな時は是非こちらの記事を

○○セミナーに参加しました!」記事を単なるレポート記事で終わらせない方法

櫻木さん、リクエスト開催してくださり本当にありがとうございました

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